トラックドライバー

トラック運転手は「怖い?」「やさしい?」|運送業界からみるリアル

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トラックドライバーって「怖い人」多くないですか?

キレたり、ケンカする人が多いイメージ。

真相が知りたい。

こんな疑問にお答えします。

“トラックに“煽られた”

“クラクション鳴らされた”

“幅寄せを食らった”

あなたを含めて大概の人は、トラックドライバーに嫌がらせを受けた経験があるのではないでしょうか?

「トラックドライバーは怖い人が多い」

トラックドライバーに対して、こんなイメージがありませんか?

その一方、

「右折の時、譲ってくれた」

「スムーズに合流させてくれた」

やさしい運転をするトラックドライバーもいますよね?

実際のところ、トラックドライバーってどんな人が多いの?

やっぱり怖い人は多いのでしょうか?

その真相は、

「業界の人に聞いてみる」

コレが一番だと思います。

今回、この記事では「トラック運転手には怖い人が多いのか?」という疑問にお答えします。

“運送業界を25年ほど経験しているボクと仲間たちの知見”

をたくさん詰め込んでいるので信頼性は抜群です。

3分ほどで読めるように解説しているので、ぜひ一読してみてください。

世間から見るトラックドライバーのイメージ

まずは、世間がイメージしている「トラックドライバー」についての解説です。

ぶっちゃけトラックドライバーに対する感想って

・学歴がなくてもドライバーになれる

・大きな車両に乗っている優越感

こんな感じのイメージではないでしょうか?

こちらでは、このことに関し深掘りして、解説していきます。

学歴がなくてもドライバーになれる

トラックドライバーは、運転免許があればできる職業です。

比較的、手軽にな職業という結論になります。

もちろん、適した免許は必要ですが・・・。

言い換えれば、五体満足であれば「誰にでもできる職業」です。

「誰にでもできる職業」=トラックドライバーですが、手軽に始められることから「いろんなタイプの人種」が参入してきます。

とくに、一定数ではありますが「野蛮なタイプ」の参入リスクが運送業界には生じます。

この「野蛮なタイプ」の特徴は、

“派手な格好をしたり”

“挑発的な態度や運転”

いわゆる、悪目立ちタイプです。

もちろんトラックドライバーの中には、礼儀が正しく清潔感があり、人としての魅力が溢れる人材もたくさん存在し、業界を盛り上げてくれています。

しかし、少数派でも「悪目立ちタイプ」が存在することで、結果的に「トラックドライバーの印象が悪くなル」傾向があります。

ヤンチャな人は比較的「トラック好き」が多く、大型車に乗りたがります。

「ヤンチャ=怖い」というイメージも強く、目立ちますよね。

でも、ヤンチャな人ほど「人間性はまとも」だったりするんですよ。

このようなタイプは、「目立ちたがり屋さん」で自己主張が激しく「認めてもらいたい」だけなんです。

「気持ちのいい人」もたくさんいますので、ご勘弁ください。

ボンさん

大きな車両に乗っている優越感

トラックは、車体が大きく威圧感が生まれます。

さらに、「エンジン音」「エアブレーキ」など、大きな音が出ることから、

道路ではどうしても目立ってしまうのです。

そして残念なことに、大きな車体を運転していると、ドライバーはどうしても「優越感」が生まれてくるものなんです。

理由の1つに、トラックは運転席(アイポイント)が高く見渡しが良いので、他の車両の動きがよく見えます。

このことから、いわゆる「運転スキル」が身につき、他の車両に対し「優越感」が生まれてきます。

「マナーが悪い」

「判断が遅い」

なんてことを言いながら運転しているトラックドライバーって意外と多いんです。

そんな感情で運転しているので、どうしても攻撃的な思考になり、仕事のストレスも手伝って怒りが爆発してしまい、

他の車両に「幅寄せ」や「煽り運転」などをするドライバーも実際には存在します。

無駄に大きなエンジン音を出したり、

車間距離を縮めてきたり、

そんな経験、誰しもありますよね?

トラックドライバーは、「仕事がキツい」うえに時間にも追われます。

イライラしていることも多く、長時間運転で冷静さを失っているドライバーもしばしばいるのです。

ボンさん

仕事のストレスも重なり、結果として攻撃的な運転になるドライバーがいます。

「プロ意識が低い」ですが、コレが現実です。

とにかくトラックは良かれ悪かれ、道路では「目立つ存在」となってしまいます。

運送業界からみるトラックドライバーの印象【リアル体験談】

ここからは、運送業界側から見た「トラックドライバーの印象」をお答えします。

ドライバー仲間とボクの経験談がもとになっています。

ポイントは、3つあり

・運送業界の労働環境

・ガラの悪いドライバーは一定数いる

・我慢強いドライバーが多い

こんな観点から、結論を導き出しています。

なんだなんだで、この業界25年ほどいるので、かなり真相に近づいた証言ができてるはずです。

ぜひ参考にしてください。

ポイント①「運送業界の労働環境」

そもそそ「労働条件が劣悪になった」ことが、ドライバーを苦しめる大きな原因となります。

1990年「運送コスト削減」を目的とした規制緩和が国で議決され、執行された年です。

コレを機に、運送業への参入は一気に加速し、トラックの数も増えました。

トラックが増えても、荷物が増えるわけではありませんよね?

当然のごとく、荷物の取り合いが運送業界で激化していきます。

「運賃の価格競争」が劇的に行われ、「物流の低運賃化」が常となり、運賃は一気に暴落していきました。

それから約30年の現在、「低運賃」で荷物を取り合う状況に変化はありません。

つまり、運送会社は、適正な運賃で配送できないため「思うように売り上げが上がらない」状況が続いているのが現状です。

少しでも売り上げになるように、

  • 高速料金を浮かすため、下道を走る
  • 燃料の無駄使いをなくすため、「エコドライブ」の設定が厳しくなる
  • 荷物を混載させ、配送コストを下げる

このように「ドライバーに負担」がかかることが日常化してきます。

ドライバーに負担がかかることで、

「長時間労働」

「無謀な配送時間」の設定

「休日・休息時間」が少ない状態

となり、トラックドライバーを辞める人が続出してきました。

ポイント②「ガラの悪いドライバーは一定数いる」

全日本トラック協会の発表によると、トラックドライバーは約87万人(令和元年調べ)です。

87万という数値は大きく感じますが、現在、トラックドライバーは「人手不足」となっています。

画像引用:全日本トラック協会より「日本のトラック輸送産業・現状と課題」

でも87万人もドライバーがいれば、十人十色、いろんなドライバーが存在するのは事実です。

ボクの経験上、トラックドライバーには「ガラの悪いドライバー」は一定数ですが存在します。

残念ですが、事実です。

ここで言う「ガラが悪い」ドライバーとは、

  • 「煽り運転」や「幅寄せ」など運転マナーが悪い
  • キレやすく、暴言や暴力を振るう

こんな感じの「オラオラ系」をイメージしてください。

先にもお伝えしましたが、運送業界は未だ劣悪な労働環境であり、ドライバーの負担は大きくなっていることは事実。

このことも加わり、精神的にキツくなり「オラオラ系」の怒りは爆発しやすくなっています。

しかし、現在の令和は「監視の時代」です。

道路はもちろん、いたるところに「監視カメラ」が設置されていますよね?

スマホの普及も加速し、個人がリアルタイムで撮影し、SNSで拡散できてしまう世の中となっています。

今の時代、「煽り運転」「幅寄せ」「暴言」「暴力」はすぐに拡散されてしまいます。

「オラオラ系」にとっては、つらい時代ということなんです。

とはいえ、オラオラ系が消滅することはありません。

「ひと昔前に比べ、少なくなった」という印象が正解です。

ボンさん

ポイント③「我慢強いドライバーが多い」

コンプライアンスが厳しくなっているとはいえ、運送業界はまだまだ「ブラック」です。

コンプライアンスとは、「法令厳守」という意味で、主に

  • 法令
  • 就業規則
  • 企業倫理
  • 社会規範

ブラック企業・ハラスメント・過労死・ジェンダーモラルなど、いわゆる企業側の倫理に対する問題です。

2000年台から「コンプライアンス違反」などの言葉は注目されはじめ、現在ではさまざまな企業で取り上げられる問題の1つとなります。

とはいえ、この「コンプライアンス」という言葉は、大手企業が主なターゲットとなっているのが現状なんです。

問題解決には、まだまだ時間がかかり、結論すら出ない状況と言えます。

「大手企業で解決できない」のであれば、当然ですが、中小企業では問題視されません。

このことを踏まえると、中小企業の多い運送業界は、まだまだブラック企業が多いという結論が出されます。

事実、ボクの経験談ですが、ブラック企業から逃げるように転職を繰り返し現在に至ります。

でも、中には「逃げられない」「転職する方がリスク」なドライバーも多くいて、泣き寝入りしている現状もあるくらいなんです。

トラックドライバーは、高齢化が進み、平均年齢が上がっています。

「高齢ドライバー」は、転職するリスクの方が高く、うまく転職できないと「離職の可能性」が生じ、「現状維持」をセレクトしがちなんです。

このことから、「我慢強く」「辛抱強く」トラックドライバーを継続している人は一定数ですが存在しています。

トラックドライバーとしてのキャリアプランは、若いうちから立てておきましょう。

キャリアプランが気になる人は、下記事を参考にしてください。

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トラック運転手は「怖い?」「やさしい?」|運送業界からみるリアル【まとめ】

今回、この記事では、トラックドライバーのイメージや印象をリアル体験をもとにお伝えしてきました。

結論として、多数のトラックドライバーには「個性」「感性」があり、いろんなドライバーが存在しています。

87万人いるトラックドライバーの中には「良い人」もいれば「悪い人」もいるということです。

また、「世間から見るトラックドライバーのイメージ」を深堀してお伝えしていきました。

・学歴がなくてもドライバーになれる

・大きな車両に乗っている優越感

「トラックドライバーは誰でも出来る仕事」というイメージから、どうしても「チャラいイメージ」がついてきます。

つまり、世間から見るドライバーのイメージは、トラックの運転に全て出てしまうということです。

仕事の忙しさを理由に、イライラが積もり「荒い運転」「マナーの無い運転」になっているドライバーも多数いるのが現状です。

悪いイメージほど人の印象には残りやすいもので、世間からは「トラックドライバーは運転が荒い」というイメージとなってしまいます。

その一方、運送業界から見るトラックドライバーの印象も深堀して解説してきました。

こちらは、「リアル体験談」をもとに3つのポイントで説明しています。

・運送業界の労働環境

・ガラの悪いドライバーは一定数いる

・我慢強いドライバーが多い

トラックドライバーの労働環境は、正直よくありません。

1990年前後のバブル崩壊後から、運送業界では「運賃の叩き売り」が始まっています。

より安い運賃を求め、顧客の奪い合いが起こってしまったのです。

この影響でドライバーは、会社の売上を維持するために「高速料金を浮かす」ため下道を走ったり、燃料代コストを削るため「低燃費運転を義務付け」されるようになりました。

このことにより、ドライバーに負担が増え、日々のストレスから「マナーのない運転」をする人が増えてきたのが現状です。

時間に追われ、眠い目をこすりながら運転していれば「いい加減な運転」になってしまうもの。

残念ですが、こんなドライバーの現状が起きてしまっています。

それでも、トラックドライバーの中には「我慢強いタイプ」も多数います。

ドライバーの誇りを持って、安全運転やマナーをしっかり守って、仕事をこなしているのです。

このような現状の中、87万人いるトラックドライバーは試行錯誤しながら毎日運転をしています。

悪い運転に染まってしまったドライバーも多数います。

とくに、深夜帯はほぼトラックしか運転しておらず、トラックの激戦が行われているのです。

闘志をむき出しにして運転している「怖いドライバー」が目立ち、トラックドライバーの印象がさらに悪く写ってしまいます。

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