「トラックドライバーのイジメ」について知りたい
トラックドライバーに興味があるけど、イジメの問題が不安。
解決方法が知りたい。
そんな悩みを解決できるように「トラックドライバーが抱えるイジメ」について記事をまとめました。
具体的な例を交えつつ、わかりやすく解説しています。
3〜5分程度で読めます。ぜひ一読してみてください。
日本の「イジメ・嫌がらせ」増加傾向
まずは、日本全体の「イジメ・嫌がらせ問題」を見てみましょう。
厚生労働省の調べから、年々イジメ・嫌がらせは増加傾向にあります。下図を参考にしてください。
2009年は「39,000件」ほどでしたが、2022年になると「110,000件」約2.9倍も増加しています。
イジメ・嫌がらせの増加とともに「精神疾患の労災認定数に関しても2011年に比べ2020年では約10倍」も増加しているのです。
昨今では各企業で「イジメ・嫌がらせの増加」は問題視されています。
では、トラックドライバーが抱える「イジメ」とは?
以下の4つを説明していきます。
ドライバーが抱える「イジメ」
・「運行管理・配車係からのイジメ」
・「先輩・同僚ドライバーからのイジメ」
・「荷主・倉庫からのイジメ」
・「納品業者からのイジメ」
運行管理・配車係からの「イジメ」
トラックドライバーの悩みとしてもっとも多いのが「運行管理・配車係からのイジメ」です。
「皆の嫌がる仕事」
「時間がかかる仕事」
いわゆる「ハマりの仕事」を押し付けてくる上司・担当者がいます。
「業務命令」を理由に、断りずらい方向に持っていく悪質じみた行動をしてきます。
相手を見て「こいつなら文句を言ってこない」と判断すると、とことんイジメ・嫌がらせを行ってくるのです。
また、業務態度が悪い・挨拶が小さいなど「人の行動にケチをつけてくる」運行管理者も存在します。
どちらにせよ、ドライバーを見下していることが原因です。最低な人たちですよね。
先輩・同僚ドライバーからの「イジメ」
先輩・同僚ドライバーからのイジメも存在します。
先輩ずらしてマウントを取りたがる人も多いです。
「きつい言葉使い」「暴力」などで制圧してくる人もいます。
先行者優位だと勘違いしているのかもしれません。
もしくは、若い人に負けたくない気持ちが強いなど。
とにかく自分より格下のポジションにしたいのでしょう。
25年ほど運送業界にいますが、マウントを取りたがる先輩ドライバーは意外と多いです。
荷主・倉庫からの「イジメ」
荷主・倉庫の荷受けからのイジメも多いです。
「わざと積み下ろしの荷物を持ってこない」
「リフトマン(フォークマン)を読んでもシカトする」
たとえば、こんな感じです。ひねくれた性格の持ち主なのでしょう。
仕事上のストレスもあるのかもしれませんが、ドライバーに八つ当たりするのは勘弁してほしいですよね。
荷主・倉庫の仕事をしている人は、わりとこんな人が多いです。
納品業者からの「イジメ」
違う会社のドライバーからのイジメも多く存在します。
「積み下ろし先」
「配送先」
「集荷先」
違う会社のドライバーと一緒になるとき、イジワルをしてくる人がいます。
ドライバー同士仲良くできる人もいれば、敵対してくる人もいます。不思議ですよね、人って。
・トラックをわざと寄せて駐車する
・ハンドフォークを独占している
・荷物で納品ルートを塞ぐ
たとえを出したらキリがないくらいですが、くだらないことで意地悪をしてくる人が多いのも事実です。
子供っぽいと言うか、大人気ないですよね。
「イジメ」が起きる理由
そもそも、いじめが起きる理由はどのようなことなのでしょうか?
「挨拶がない」
「印象が悪い」
「とにかく気に入らない」
このように理由とは言い難いことが多いです。
さらに仕事のストレスが加担して、イジメを加速している傾向があります。
そのような人たちが「与えられた立場を利用」して、ひたすらにドライバーをイジメているのです。
これが現状で起きている事実だと確信しています。
残念な世の中としか言えませんね。
「イジメ」られやすい人の特徴
イジメや嫌がらせを受けやすい人の特徴をまとめています。
参考にどうぞ。
イジメられやすい人の特徴
・挨拶しない
・楽な仕事ばかりしている
・遅刻や欠勤が多い
・会社の文句ばかり言っている
・荷扱いが雑
・無駄に態度がでかい
・気が弱い
・真面目すぎる
・断ることができない
・仕事のサポートを一切しない
ひとは不思議と「欠点を指摘」する生き物です。
欠点ばかりに目が行きやすく、否定的な感情が生まれてしまうのです。
1つ1つは些細なことでも、毎日のように気にすることで「負の気持ち」が大きくなり、他者を攻撃し始めます。
上記のことに当てはまる人は、少し注意が必要です。
気になる人は普段の生活を見直してみてください。
「イジメ」の解決方法
最後に「イジメの解決方法」の紹介です。
どうしても「イジメから解放されたい」と思う人は試してみてください。
解決方法は以下の3つです。
「イジメ」の解決方法
・退職・転職
・上司に相談
・労働基準監督署に総合労働相談コーナー
1つずつ詳しく解説します。
解決方法「退職・転職」
一番効果的なのは「辞めてしまう」ことです。
「逃げるが勝ち」ではないでしょうか?
人の感情を変えることは難しく、至難の業です。
自分が変わってしまう方がよっぽど楽なセレクトです。
「あれこれ考えてもしょうがない」
退職代行サービスを利用すれば、即日辞めることもできてしまいます。
ムカつくあの顔を2度と見ることもなく退職できます。オススメですよ。
退職代行サービスについて、詳しく知りたい人は下記事を参考にしてみてください。
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解決方法「上司に相談」
信頼できる上司がいることが条件です。
あなたのことを思ってくれる人であれば色々考えてくれるでしょうが、大概の上司は「丸く納める」ことしか考えていません。
なぜなら、上司がどちらかに加担すれば「差別が生まれてしまう」からです。
腹の中では「どっちもどっち」なんて思っている人も多いかと思います。
いじめの問題は、とても難しくデリケートな事柄。
カンタンに解決はできないものなのです。
「誰かに相談してスッキリしたい」
このくらいの気持ちで相談してください。
イジメている人に天罰が下るほど効果的ではないでしょう。
解決方法「労働基準監督署に総合労働相談」
国の制度に助けてもらうこともできます。
各市町村の監督署に行き、イジメを報告し相談してみましょう。
労働基準監督署が企業に指導勧告を行ったり、立ち入り調査を行ったりする可能性があります。
悪質なケースでは経営者らが刑事的に立件されることもあります。
匿名でも労働基準監督署に相談することは可能です。
しかし、あなたが監督署に相談したことは、いずれバレてしまうでしょう。
とくに会社に監査が入ってしまえばなおさらです。
会社との関係も崩れてしまう可能性も大です。慎重に行動してください。