トラックドライバー

「ルート配送」ってどんな仕事?|「メリット」「デメリット」を解説

※アフィリエイト広告を利用しています。

ルート配送のメリット・デメリットを説明します。
悩む人
悩む人

「ルート配送」ってどんな仕事?

詳しく知りたい。

こんな疑問にお答えします。

トラックドライバーの仕事に「ルート配送」というものがあります。

その名のとおり、決められたルートを走り、配送をする仕事です。

運送会社により「取り扱う商品」「配送件数」などは違ってきます。

配送先が決まっているので道に迷うこともなく、初心者ドライバーにオススメの仕事です。

「でも、なんで初心者さんにオススメなの?」

こんな疑問、浮かびませんか?

お任せください。そのような疑問にも、お答えします。

今回、この記事では「ルート配送のメリット・デメリット」について詳しく解説していきます。

ルート配送を15年ほど経験したノウハウをもとに「メリット」「デメリット」を公開しますので、ぜひ参考にしてみてくだい。

ボンさん
ボンさん

運送業界で25年、働いています。

ルート配送は今年で「15年のキャリア」を積みました。

「ルート配送」ってどんな仕事?

ルート配送とは?

まずは、ルート配送についての説明です。

ルート配送とは

「ルート配送」とは、決まった配送先に納品をしていく仕事です。

顧客と運送会社が業務契約をし、定期便として配送業務を行います。

顧客としては、毎日配送してくれるので「新鮮なものの提供」や「急ぎの荷物の発注」にも対応できるメリットがあります。

運送会社としては、毎日配送の仕事が契約できるので「人材の確保」や「トラックの台数の管理」が楽になります。

「ルート配送」として、わかりやすい仕事といえば「コンビニ配送」です。

たとえば、コンビニのお弁当は「鮮度が命」ですよね。

なのでこまめに配送してくれる運送会社は重宝されます。

工場から新鮮なお弁当をこまめに配送できるのが「ルート配送」の特権です。

定期的に仕事があるので、運送会社側も低価格での配送料金を設定でき、顧客も運送会社も「双方、win-winな状況」となるのです。

また、ルート配送はコンビニだけではなく「ドラックストア」「家電量販店」「飲食店」など多種多様の業務があります。

「担当するコース数」については、運送会社により違います。

担当コースについて

・1コースのみを担当し、毎日同じコースを納品する

・5〜8コースを覚えて、毎日違うコースを納品する

上記のように、運送会社によって多少の違いがあります。

ルート配送は基本的に365日稼働しているので、ドライバーは「シフト制」で仕事をすることとなり、休日が平日になったりします。

もちろん、前もって申請すれば「希望日に休日を得ることも可能」ですので、安心してくだい。

トラックは、1人につき「1台のトラックを担当するケース」がほとんどです。

担当トラックがあることで、トラックを洗車しキレイに維持できるし、故障や異常箇所にも気づきやすいので運送会社としても管理がしやすいのが特徴です。

ルート配送の「メリット」「デメリット」

ここからは、ルート配送の「メリット」「デメリット」を解説していきます。

今回は「メリット・デメリット」を7個ずつ紹介することで、ルート配送についての予備知識を得られるようにしました。

ルート配送のメリット7撰

・道に迷わない

・仕事を覚えやすい

・給料が安定する

・休息時間が安定

・長く続けることができる

・ノルマがない

・人間関係が楽

ルート配送のデメリット7撰

・新鮮味がない

・時間に追われる

・スキルアップがない

・深夜・早朝の仕事

・給料アップが難しい

・人と比べられる

・正月・お盆・GW(ゴールデンウイーク)にも仕事

1つずつ、詳しく解説していきます。

ルート配送の「メリット」7撰

メリット①「道に迷わない」

配送コースを覚えれば「道に迷う」ことがなくなります。

道に迷うことがなく「不安」や「ストレス」がないこと特徴です。

また、ナビや地図を見ながら運転することがないので、トラックの運転に集中でき交通事故のリスクも軽減します。

同じ道を走行することで「地面の凹凸」「樹木の出っ張り」などの危険なところも把握できるのもルート配送のメリットです。

メリット②「仕事を覚えやすい」

配送センターが固定しているので、仕事を覚えやすいです。

毎日、同じセンターでの「積み込み」「配送」なので、わからないことも聞きやすく理解が深まります。

配送する商品が決まっているので、荷扱いも楽です。

メリット③「給料が安定する」

ルート配送をセレクトすることで、給料の安定が見込めます。

ルート配送は「定期便」であるので、仕事が切れることがありません。

「フリー便」「チャーター便」のように突発的な仕事ではないので、毎日安定して仕事ができるのです。

そのため、会社としても安定し社員に対し「固定給が高め」に設定できます。

毎日、安定して仕事があるので安心して暮らすことがかのうです。

メリット④「休息時間が安定」

「出社時間」「退社時間」がほぼ決まっています。

コースにより多少変動はすることがありますが、起きる時間や食事の時間などが安定します。

毎日のルーティンが作りやすく、生活リズムが整い、体調管理が楽です。

また、プライベートな時間も決まってくるので、気持ちがリフレッシュできます。

・固定ルートであれば「休日が決まっている」

・ローテーションであれば「希望休日の申請が出しやすい」

このような特徴もあります。

メリット⑤「長く続けることができる」

ルート配送は「年配さん」でも続けることができます。

誰でも仕事ができるように「仕事が設計」されているので、年齢を問わず仕事ができるのが特徴です。

このため、安定して長く務めることができます。

ボクの会社でも「10年選手」「20年選手」はたくさんいて、みな現役で活躍しています。

無理せず、安定した仕事があることも「ルート配送のメリット」です。

メリット⑥「ノルマがない」

ノルマがなく、余計なプレッシャーがなくなります。

「長距離ドライバー」や「フリーで仕事」をしている人は、どうしても「売り上げを気にして生活」をしなければいけません。

「おいしい仕事」ばかりではないので、体の無理も生じます。

手積み・手下ろしの仕事であったり、安い運賃の仕事もあるし、仕方なく受けることもあるのです。

一方、ルート配送であれば「仕事が固定」しているので、毎日出社できれば給料がもらえます。

仕事が安定しているので、会社側も安心して運営してくことが可能です。

メリット⑦「人間関係が楽」

コミュニケーションの機会が多く、人間関係を構築しやすいです。

運送会社によっては、業務内容が違うと「コミュニケーションが取れない」時もあります。

長距離便であったり、深夜便の人などとは「会う機会」すら無かったりするのが通常です。

その点、ルート配送では「業務内容も同じ」なので、会話の機会が増えます。

仕事でわからないことも聞きやすく、会話の機会が多ければ「仲良くなるチャンス」も増えますよね。

ルート配送の「デメリット」7撰

デメリット①「新鮮味がない」

毎日、同じ仕事の繰り返しを感じ「新鮮味」がなくなります。

「同じルート」「同じ商品」を毎日、納品するので「同じことの繰り返し感」があります。

なので、飽きっぽい人にはオススメできません。

しかし「新鮮味がない」とはいえ、どんな仕事をしていても「飽きる」ことってありますよね?

そんな時は、やる気がなくても「体が勝手に動く仕事」が楽に感じるでしょう。

コツコツ、毎日継続し「ルーティン化」できる人にはオススメです。

デメリット②「時間に追われる」

「交通渋滞」「事故」「天災」などによる遅延が起きた場合、時間に追われます。

ルート配送の弱点は、上記のような「予期せぬ事態」が起きた時です。

契約上、配送時間にはゆとりがある(30分〜1時間ほど)ものの、配送予定が大幅に崩れれば「次の配送先に影響」が出てきてしまいます。

とはいえ、配送遅延はどの会社でもあるものです。

こんな時は「事務所に即連絡」し、サポートしてもらいましょう。

事前に連絡があれば、お客さんにも理解をしてもらえます。

デメリット③「スキルアップがない」

毎日、同じことの繰り返しなので「スキルアップ」が見込めません。

ある程度、仕事に慣れてくると「成長が止まった」感じを覚えるでしょう。

「毎日、同じことをしているな?」なんて思いをしてしまうかも。

しかし、安全運転を毎日更新していくこと、誤納やトラブルのない1日を過ごすことは「大変」であり「立派」な作業なのです。

淡々と継続できることに自信を持ってください。

デメリット④「深夜・早朝の仕事」

ルート配送の労働時間帯は「早朝・深夜帯」です。

たとえば、このようなルート。

たとえば、このようなルート

・PM10:00〜トラックに荷物を積み込み|高速道路で移動

・AM0:00〜配送開始(7〜12件)

・AM8:00|途中で休憩(1時間)を取り、配送センターに帰庫

こちらのルートは、僕の会社の1例ですが、だいたいこんな感じのスケジュールとなっています。

はっきり言って「昼夜逆転の生活」です。

ルート配送を行う上で「効率よく配送」するのは、人手が少ない深夜帯が基本となります。

我が社の場合は、飲食店への配送のため「店員が帰った後に配送」することとなるので深夜帯となってしまうのです。

ルート配送をセレクトする前に「家族・恋人」などに相談し、深夜帯の仕事の許可をもらってからスタートすることをオススメします。

デメリット⑤「給料アップが難しい」

昇進がない仕事であるので「昇給」の見込みがありません。

ルート配送は、売上が安定しているので「給料アップが難しい」環境です。

「長距離ドライバー」や「チャーター便ドライバー」のように、毎回違う現場に行く仕事であれば「毎回、運賃が違い」ます。

毎月の給料は、売上の何%となります。

遠くへ移動したり、運ぶ重量などで「運賃が変化」するのです。

このことにより「やる気」や「モチベーション」を保つことができますよね。いわゆる「やり甲斐がある」状態を作ることができます。

一方、ルート配送は「運賃がほぼ固定」であるので、毎月の給料が変化することがありません。

休日出勤や副業などで、稼ぐことくらいですかね。

とはいえ、安定した収入を見込めるので安心です。

長距離便では、片道の仕事しかなかったり、チャーター便では荷下ろしができるまでに「数十時間かかること」なんてことも、しばしばあります。

デメリット⑥「人と比べられる」

定期便である「ルート配送」は、人と比べられます。

とくにローテーションで仕事をしていると「配送態度」や「納品の方法」などを顧客に比べられます。

対面納品であれば「挨拶がない」「声が小さい」など

「荷物の置き方が悪い」「商品別に納品して欲しい」など

「いつも来るドライバーならやってくれるのに」

なんて、言う顧客なんかもいます。

月に何度か顔を合わせるので「突っぱねる」訳にはいきませんよね。

細かいことですが、こんなストレスを抱えながら仕事をする場合もあります。

しかし、どんな仕事にもストレスはつきものです。あまりにうるさい場合は「事務所・上司に報告」して対処してもらいましょう。

デメリット⑦「正月・お盆・GW(ゴールデンウィーク)にも仕事」

ルート配送は、365日稼働です。

例外はあるものの、正月・お盆・GWは通常に仕事をしている会社がほとんどとなります。

一般企業を相手に配送している会社であれば「土日休み」「正月・お盆・GWは休み」です。

しかし、ルート配送では365日稼働が基本となっています。

ある程度、覚悟が必要となります。

とはいえ、正月・お盆・GWの深夜帯の道路は「車がいつも以上に少なく」貸切気分で運転できたりします。

「人が働いてる時に休み」

「人が休んでる時に働く」

こんな経験をできるのも、ルート配送の特権だと思える人にはオススメです。

「ルート配送」ってどんな仕事?|「メリット」「デメリット」を解説【まとめ】

今回、この記事ではトラックドライバーの仕事「ルート配送」について解説していきました。

未経験者さんでもわかるように、詳しくわかりやすく解説しています。

また、ルート配送の「メリット」「デメリット」もお伝えしています。

ルート配送のメリット7撰

・道に迷わない

・仕事を覚えやすい

・給料が安定する

・休息時間が安定

・長く続けることができる

・ノルマがない

・人間関係が楽

「ルート配送のメリット」は、全部で7つ。

15年の経験から、導き出しています。

ルート配送のデメリット7撰

・新鮮味がない

・時間に追われる

・スキルアップがない

・深夜・早朝の仕事

・給料アップが難しい

・人と比べられる

・正月・お盆・GW(ゴールデンウイーク)にも仕事

また、ルート配送のデメリットも7つの項目で解説しています。

現役のドライバーによる本音をさらけ出し「リアルな言葉」で表現しています。

ルート配送に興味を持っていただけましたか?

ルート配送を仕事にするには最低でも「準中型免許の取得」が必要です。

お金がない人でも「補助金」「助成金」を申請すれば、無理なく取得できます。

また、就職先の会社に支援してもらえることも可能です。

詳しく知りたい人は、下記事を確認してみてくだい。

トラック運転手に転職|免許・資格取得に必要な費用は補助してもらえる制度

> 転職 > トラック運転手に転職|免許・資格取得に必要な費用は補助してもらえる制度 トラックドライバー になるには、車の免許が必要です。 さらに経験し、スキルアップするには、中型・大型免 ...

続きを見る

合宿免許の「メリット」「デメリット」を詳しく解説

> トラックドライバー > 合宿免許の「メリット」「デメリット」を詳しく解説 こんな疑問にお答えします。 “トラックドライバーに必要な免許「準中型」「大型」免許などを時短で取得したい” そ ...

続きを見る

この記事により、初心者さん・未経験者さんが「ルート配送について理解を深めること」ができれば、幸いです。

そして、ボクたちの仲間になって「ルート配送を支えてくれるトラックドライバー」が増えることを願っています。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

-トラックドライバー
-, , ,