「未経験からトラックドライバー」
40代だけど、できるかな?
こんな疑問にお答えします。
「40代・未経験でトラックドライバーになれますか?」
よくこんな書き込みを見かけます。
結論から言うと「できます」
40代・未経験者さんでも、トラックドライバーを始めることは可能です。
しかし、若い人と比べるとどうしても「体力面」「知識の吸収力」など、不安要素はあります。
では、このような不安はどうしたら良いのでしょうか?
そんな時は、経験者の知恵を借りて解決していきましょう。
今回、この記事では「40代・未経験者」でも安心してトラックドライバーを始められる手順を「3ステップ」で説明していきます。
運送業界25年の経験から、誰でもカンタンにステップアップできるように「わかりやすく解説」していますので、ぜひ一読してみてくだい。
「40代・未経験者」|トラックドライバーを始める3ステップ
40代・未経験者さんでも、トラックドライバーに挑戦することはできます。
しかし、ライバルが多いなか「信頼」「信用」を勝ち取ることはカンタンではありません。
こちらでは、40代・未経験者さんでも「会社から期待されるドライバー」になるスキルアップ方法を「3ステップ」にしてお伝えしていきます。
3ステップ
・ステップ①「準中型免許の取得」
・ステップ②「ルート配送」「カーゴ輸送」の仕事を狙う
・ステップ③「4トントラック」に挑戦
1つずつ、詳しく解説していきます。
ステップ①「準中型免許の取得」
まずは、必要免許の取得から始めましょう。
トラックを運転するには、最低でも「準中型免許」の取得が必要です。
準中型免許の取得条件は「18歳以上」「視力0,8以上」(普通免許と条件は一緒)です。
「行政の補助金」や「会社負担」など利用して必要免許を取得することもできます。
詳しくは、下記事を参考にしてみてください。
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また、合宿免許でもカンタンに取得できます。
時期を選べば「低価格」で取得可能だし、通学に比べ時間短縮もできます。
合宿免許に興味がある人は、下記事を参考にしてみてください。
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合宿免許の「メリット」「デメリット」を詳しく解説
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準中型免許では「2トン」「3トン」トラックを運転することができます。
上記のトラックが「2トン」「3トン」トラックとなります。
・HINO(日野自動車)「デュトロ」
・いすゞ自動車「エルフ」
・FUSO(三菱ふそう)「キャンター」
代表的なブランドとしては、こんな感じです。
トラックのサイズは、
- 幅:1,7~2,2メートル
- 長さ:4,8~7,5メートル
- 高さ:2,8~3,4メートル(箱車の場合)
取り扱う商品により、多少サイズは変化します。*各企業によりサイズはカスタマイズしています。
コンビニの配送や佐川急便・クロネコヤマトの配送に使用しているトラックをイメージしてください。
日本のトラックは、キャブオーバー式で視点が高く、視界も広いので乗用車より運転が楽に感じます。
キャブオーバーとは、エンジンの上に運転席(キャビン)がある構造の車です。
この構造のメリットは、車長をコンパクトにして「荷台を広く」使用することができます。
ステップ②「ルート配送」「カーゴ輸送」の仕事を狙う
40代・未経験者のあなたには「ルート配送」「カーゴ輸送」の仕事がオススメです。
主な理由は2つ、
「道に迷わない」心理的にも安心して仕事ができる
「カーゴ輸送」「台車移動」で肉体的負担を軽減
こんな視点から、40代・未経験者さんにはオススメしています。
トラックドライバーで一番大切なことは「安全運転スキル」です。
あなたがまず覚えておくスキルは「トラックを安全に操作する方法」
「商売道具であるトラックを安全に操作できる」会社はこんな人を求めています。
40代・未経験者さんが「転職先で求められるスキル」は、安全運転スキルです。
「ルート配送」「カーゴ輸送」の仕事をセレクトすることで、
「道に迷わない」心理的にも安心して仕事ができる
「カーゴ輸送」「台車移動」で肉体的負担を軽減
こちらの課題をクリアすることができます。
初心者さんにとって「ナビを見ながら運転」や「バラ積み・バラ下ろし」をしながらトラックの運転を覚えることは、相当な負担がかかるのです。
まして40代ともなると、体力的な不安もあるでしょう。
20代のように無茶ができる体力もないので「効率良く」仕事を覚えることが大切となってきます。
ルート配送により「道に迷う心配」を減らし、カーゴ輸送で「体力面の負担」をカバーしつつ、トラックを安全に運転するスキルを磨いてきましょう。
「ルート配送」「カーゴ輸送」について、詳しく知りたい人は下記事を参考にしてみてください。
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ステップ③「4トントラック」に挑戦
「4トントラックの運転」ができるようになると、仕事の幅が増えます。
40代・未経験者さんの最終目的は、4トントラックの運転スキルです。
なぜ4トントラックなのかというと、
運送業界では「4トンベースの仕事」が多くあり、需要があるためです。
もう少し詳しく解説すると、ある程度まとまった荷物は「チャーター便」扱いになることが多く「貸切料金」「特別料金」になることが多いということ。
つまり、4トントラックを運転できれば、特別料金の仕事をもらえるチャンスに巡り会える可能性が出てくるのです。
「日時・時間指定」の荷物であるので、受け取り倉庫もしっかりスペースを確保しておいてくれるし、なんなら荷下ろしも手伝ってくれることもあるくらいとなります。
効率良く荷物を下ろせることで、安定した稼ぎも確保することができます。
つまり、4トントラックのスキルがあると「仕事の潰しが効くようになる」ということです。
万が一、運送会社を転職することがあっても「4トントラックの運転スキル」があるとなれば、「ある程度の運転技術がある」と認めてもらえることにもなりますので、ぜひ最初の目標として「4トントラックの運転スキル」は身につけておいてください。
4トントラックまで運転できるようになれば、あとは自分なりにカスタマイズして「大型トラックに挑戦」や「トレーラー・重機・危険物に挑戦」などなど幅広くスキルを磨いていくこともできます。
トラックドライバーのスキルアップについて、詳しく解説している記事も準備しています。気になる人は下記事を参考にしてみてくだい。
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【40代・未経験】から始めるトラックドライバー|3ステップで解決します【まとめ】
今回、この記事では「40代・未経験者」がトラックドライバーになるために必要なスキル獲得を3つのステップでお伝えしました。
効率よくスキルアップするには「経験者の戦略を知ること」が手っ取り早いですよね。
なので、今回は「運送業界25年のボクと仲間たち」の経験談から、
40代・未経験者さんでもカンタンにトラックドライバーとして活躍できる方法をまとめました。
誰でもできる方法を、3つのステップで解説しています。
3ステップ
・ステップ①「準中型免許」の取得
・ステップ②「ルート配送」「カーゴ輸送」の仕事を狙う
・ステップ③「4トントラック」に挑戦
まずは、ステップ①では、必要免許を取得すること「準中型免許」がオススメなことをお伝えしています。
準中型免許では「2〜3トン」のトラックを運転することができます。まずは、2トン・3トントラックで「安全運転スキル」を磨いてください。
また、ステップ②では、「ルート配送」「カーゴ輸送」の仕事を始めることもオススメしました。
利点としては、2つあり、
・ルート配送をセレクトすることで「道に迷わない」
・カーゴ輸送・台車移動をセレクトすることで「肉体的負担が軽減」できる
この2つの理由から、40代・未経験者さんでも無理をせず「安全運転スキル」をアップすることができます。
最終ステップ③では、「4トントラック」に挑戦することを解説しています。
4トントラックを乗りこなせれば、万が一離職をしてしまった場合でも「仕事に潰しが効く」ことが可能です。
「【4トンを乗りこなす】=【一人前】」
の認知を企業からしてもらえるからです。
また、トラックの故障などのトラブルにも対応できるようにうなれば、会社からの信頼も受けることができます。
とにかく、トラックドライバーは「おひとりさま仕事」で気楽な反面、ある程度のスキルが求められる職業です。
たくさんあるスキルの中でも「安全運転スキル」「4トントラックの扱い」「故障などのトラブル対応」などがスマートにできれば、一人前として運送会社から認めてもらうことができます。
「40代・未経験者」という不安要素を補うには、効率良くスキルアップして「会社からの信用・信頼を得る」ことが何よりの近道だと思います。
トラックドライバーは、ハマる人にはハマる「最高の職業」です。
この話をきっかけに、最高の仕事が見つかることを願っています。