トラックドライバー 転職

トラックドライバーの転職で後悔したくない|7つのポイントで知る「暗黙ルール」

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トラック未経験者
トラック未経験者

トラックドライバーで後悔したくない。

楽に稼げる手段とか考え方があるといいな。

暗黙のルールなんかも知りたい。

こんな悩みにお答えします。

トラックドライバーの仕事をどれだけ知ってますか?

「大変で忙しいけど、稼げるしやり甲斐がある」

「ひたすらブラックで、低賃金」

「1人で気楽だし、楽しい」

トラックドライバーのイメージってこんな感じではないでしょうか?

「トラックドライバーは気楽そうだし、1度でいいから経験してみたい」

しかし、どうせチャレンジするなら失敗はしたくないですよね

そんなあなたのために記事を作成しました。

この記事では「失敗しない・後悔しないトラックドライバーの始め方」を解説していきます。

未経験者でも、優良な運送会社をセレクトできるように7つの項目に分け

経験者目線だけど、わかりやすくカンタンにポイントを解説しています。

トラックドライバーは「1度ハマると辞められなくなる、楽しい職業」なんです。

「若い人にも知ってほしい情報」を惜しみなく公開しているので、参考にしてみてください。

真面目な話、人生観が変わると言っても過言ではないくらい、トラックドライバーの仕事は特殊です。

この記事でわかること

・トラックドライバーの仕事内容

・トラックドライバーの年収・労働時間

・トラックドライバーのメリット・デメリット

・トラックドライバーの「向き」「不向き」

・求人サイトの募集内容をチェック

・運送会社を選ぶ基準

・スキルアップ・キャリアアップ方法

7つの項目から失敗しないトラックドライバーへの道のりを解説していきます。

「トラックドライバー」後悔しない7つの注意点・思考法

ボンさん
ボンさん

25年の経験から導き出しました。

7つのポイントで解説していきます。

トラックドライバーの仕事内容

トラックドライバーの仕事は「顧客に荷物を届ける」ことです。

メール便や小さい荷物を個人宅や企業に集配するクロネコヤマトや佐川急便などの「宅配便」

工場や施設に設置する大きな機材を配送する「チャーター便」

運ぶ荷物はさまざまですが、物を運ぶことが仕事です。

配送する荷物によってトラックの種類が違います。

・食材を一定温度に保つ「保冷車」

・建築資材や大きな荷物の配送には「平ボディ車」

・雨・風から荷物を守る「ウィング車・箱車」

配送手段や目的によりトラックはセレクトします。

保冷車:画像引用:日野自動車
平ボディ:画像引用:いすゞ自動車
ウィング車:画像引用:三菱FUSO

もちろん、トラックを運転するには免許も必要です。

荷物の量や大きさにより小型トラックから大型トラック・トレーラーなどの需要が違ってきます。

大型トラック:画像引用:スカニア・グリフィンマガジン
トレーラー:画像引用:VOLVO Trucks JAPAN

普通免許・準中型・中型・大型・牽引などがあります。

運転免許に関して詳しく知りたい人は、下記事を参考にしてください。

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トラックドライバーの年収・労働時間

こちらは、厚生労働省が発表している「トラックドライバーの年収」です。

画像引用:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

・大型トラック:454万円

・中・小型トラック:419万円

こんな感じです。

全産業と比較すると低めですね。しかし、日本で生活していくには十分な年収は確保できています。

現在トラックドライバーは約83万人ほどです。

業務内容や地域により、賃金は多少違ってきます。

続いては「労働時間」についてです。

画像引用:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

・大型トラック:2532時間

・中・小型トラック:2484時間

全産業の労働時間と比較すると「トラックドライバーの労働時間は長い」という結果です。

荷物の積み下ろしなどに発生する「待機時間」が原因となっています。

労働時間や環境について詳しく知りたい人は、下記事を参考してください。

【トラックドライバー】労働時間が長い理由|「業界の闇」本音と真相

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トラックドライバーの年収・労働時間

・大型トラック:年収454万円|労働時間2532時間

・中・小型トラック:年収419万円|労働時間2484時間

運送業界は「低賃金」「長時間労働」なイメージですよね。

でも、日本にはまだまだブラックな業界はたくさんあるのが現状です。

この程度の残業時間ならクリアできる人も多いと思います。

実際ボクも上記のような労働環境で25年ほど生活していますが、生活に困ったことはありません。

トラックドライバーのメリットとデメリット

トラックドライバーの特徴は「1人で仕事」をすることです。

トラックの運転から荷物の積み下ろし、整備や洗車などの管理は基本1人で全て行います。

1人で気楽に仕事ができる反面、トラブルが起きた時は1人で対処しなければなりません。

どんな仕事でもそうですが、業務による「メリット」「デメリット」は必ず存在します。

トラックドライバーのメリット・デメリットはこんな感じです。

トラックドライバーのメリット
・地理に詳しくなる
・仕事が単純で稼ぎやすい
・運転スキルがアップする
・人間関係での悩みが少ない
・20代では高単価・高収入
・資格は運転免許のみ
・毎日違う現場に行ける
トラックドライバーのデメリット
・長時間労働
・労働時間が不規則(深夜帯や早朝など)
・腰痛や怪我によるリスク
・交通渋滞・観光シーズンなどで激ハマりする
・昇進・昇給がない
・大雨・大雪・台風などの天災による被害

メリット・デメリットの双方に共通することは「1人仕事である」ことです。

1人でコツコツ仕事ができる人は、トラックドライバー適性があると思ってもらって良いでしょう。

トラックドライバーのメリット・デメリットに関しては下記事を参考にしてください。

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トラックドライバーの「向き」「不向き」

トラックドライバーは独特な仕事です。人によって「向き不向き」があります。

どちらかというと「チームで動く」と言うより「個人で動く」ことが好きな人が向いている仕事です。

トラックドライバーに向いてる人・不向きな人の特徴として、

向いている人
・安全運転ができる人
・忍耐力・我慢強い人
・荷物の積み下ろしが苦にならない人
・ドライブ(運転)が好き・嫌いじゃない人
・自分の意見が言える人
・稼ぐ意識が強い人
・時間を守る・責任感が強い人
・単純作業が飽きない人
不向きな人
・怒りっぽい・キレやすい人
・運転が危なっかしい人
・飽きっぽい・集中力がない人
・運転が嫌いな人
・時間にルーズな人
・責任感がなく人任せ

こんな感じで、「向いてる人」と「不向きな人」は対照的な結果となります。

基本的に「1人でコツコツできる人」がトラックドライバーには向いていて「やり甲斐」を感じるのではないでしょうか?

とはいえ、現役のトラックドライバーの中にも「怒りっぽい人」や「責任感がない人」など

トラックドライバーとして不向きな性格の人もゴロゴロと存在しています。

乗り越える壁は多いかもですが「不向き」な性格の人でもトラックドライバーはできます。

その点は、安心してください。

トラックドライバーの「向き」「不向き」については下記事で詳しく説明しています。

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求人サイトの募集内容をチェック

意外と見落としがちですが、求人サイトの「募集内容」をしっかりチェックしましょう。

理由として、同じサイト内でも、企業により「欲しい人材」が違ってきます。

スポット的な仕事を依頼したいときには「派遣社員」や「契約社員」

業務拡大や退職者の穴埋めには「正社員」

こんな感じで、求人サイトで掲載する内容は「企業の欲しい人材」により違ってきます。

また、せっかく面接までして「なんかこの会社、違うな」とならないように、募集内容はキチンと確認しておきましょう。

とくに、チェックしておきたい項目は、次の3つです。

・雇用形態(正社員・契約社員・派遣社員)

・社会保険や福利厚生の有無

・年間休日や有給休暇など

雇用形態では「正社員」がいちばん望ましいです。

理由は、正社員であれば「1から10まで面倒を見てもらえる」から

「契約社員」や「派遣社員」はどうしてもスポット的な関係になりがちで、仕事ができて当たり前な考え方をされてしまいます。

さらに、「繁忙期が過ぎたり」「事業が衰退したとき」などでは、真っ先に「派遣社員」は切られてしまうのです。

「契約社員」も契約を更新してもらえなくなったら、その時点で終了となってしまします。

「経験を積むだけ」と割り切ってしまば、派遣社員や契約社員でも良いと思いますが、雇用が不安定なまま仕事を続けることになるのでオススメできません。

また、社会保険や福利厚生の項目も確認しましょう。

「正社員」であれば社会保険が適用されます。

国民健康保険だと被保険者(あなた)が保険料を全額負担するので高額になることがあります。

福利厚生に関しては「貰えるものは、すべて貰っておく」ことが重要です。

福利厚生とは、賃金以外の報酬を企業が従業員に提供することです。

つまり、健康保険・雇用保険はもちろん、住宅・慶弔・医療・育児・介護・レクリエーションなどのサービスとなります。

企業が従業員(あなた)やその家族に対し、健康や生活の向上を考え、いろいろな施策を実施しています。

そして、年間休日や有給休暇も大切です。

労働基準法第35条

使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなくはならない。

引用元:労働基準法・厚生労働省

企業は社員に対し最低でも、週に1回、月に4回は休日を与えなければなりません。

労働時間に関しては、月293時間、年間3516時間までの拘束時間と法律で定められています。

また、2024年(令和6年)から法改定があり、年間の残業時間の上限が960時間となり、さらに労働時間は短縮されます。

これらの基準を守れる会社をセレクトすることが重要です。

昭和・平成の時代ではトラックドライバーはブラック企業だらけでした。

これからの時代、令和のトラックドライバーは「しっかり休んで、しっかり給料がもらえる」環境が大切となってきます。

労働時間を守り、しっかりした賃金が貰える労働環境が理想的です。

運送会社を選ぶ基準

運送会社を選ぶ基準は、経験者から学んでください。経験者の失敗を有効に使っていきましょう。

上手に転職して、少ないステップで経験を積みスキルアップする方法を伝授します。

まずは、ボクの失敗例をお伝えします。

こんな会社は怪しい「転職失敗例」
・事務所がプレハブ
・社長がお爺さんorお婆さん
・トラックに装飾がない(フルノーマル)
・トラックが飾りすぎ(デコトラ)
・トラックが汚い(洗車してない)
・トラックが傷だらけ

何度か転職をしましたが、上記の会社は失敗でした。

事務所がプレハブ

事務所がプレハブだったのは、驚きました。

初めは「改装中なのかな?」と思っていたのですが、先輩に聞いたところ「ずっとプレハブのままで何十年もやってる」とのこと。

このような会社の場合、売上が低く稼げていない会社である可能性が高いです。

当然、社員の給料も少なく、ボーナスも無い傾向があります。

セキュリティ面も不安だし、オススメできません。

社長がお爺さんorお婆さん

「社長がお爺さんorお婆さんである会社」にも気をつけてください。

シニア層の経営は守りに入りがちで「儲ける欲」が少なく、ハッキリ言って「経営がうまく無い」です。

とくに運送関係の仕事は、運賃の価格競争が激しく「運賃の叩き合い」が行われてしまうのです。

経営陣は少し気が強いくらいがちょうど良く、気が弱い経営者は「低運賃な案件」をつかまされてしまいます。

つまり、集配するドライバーにしわ寄せがいくということ。

もともと運賃が安ければ、給料だって安くなってしますのです。

残念ですが、そのような経営では、数をこなせばこなすほど損をしてしまいます。

トラックが「ノーマル」or「デコトラ」

トラックが「ノーマル」であったり、逆に「デコトラ」みたいにギラギラしている会社は、極力避けましょう。

ノーマルなトラック取り扱う企業とは、いわゆる大手企業です。

コンビニ配送や宅急便・路線便など、佐〇急便・セブ◯イレ◯ンなど誰でも知っている企業です。

このような会社は「トラックは業務用であり、遊ぶためのものではない」という意識が高くあります。

さらには、株主との関わりも強くあり、トラックを装飾することへの反発をする株主が多いのです。

せっかくトラックドライバーになっても、トラックを装飾したり、いじれなければ、知識が身につかずスキルアップに制限がかかってしまいます。

かといって「デコトラ」に乗ればいいのかと言えば、答えはノーです。

たしかに装飾という観点でいえば、面白く楽しめます。

しかし、この令和の時代において「デコトラ」は派手すぎる存在となってしまっています。

近年では、大手倉庫をはじめ、工場などでは「デコトラの乗り入れを禁止」しているところが多いのです。

つまり、仕事が制限されるということで、結局のところスキルアップに制限がかかってしまいます。

どちらにせよ、期間限定(半年〜1年くらい)と割り切ってできれば経験となりますが、いざ辞めるとしてもすぐに辞めさせてもらえず「引き止められる可能性」を考慮するとやはりオススメできません。

トラックが汚い・傷だらけ

トラックが汚い・傷だらけの会社には気をつけてください。

やたら年式が古かったり、整備が整っていない、洗車をしてない状態の汚いトラックばかりの会社は危険です。

このような会社は、儲かっていない可能性が高いです。

会社にとってトラックは財産であり、定期的に新車を購入できる経済状況である必要があります。

しっかりとした財政がある企業であれば、3ヶ月点検もしっかり受け、トラックは定期的(約10年)に新車と入れ替えています。

つまり、このような会社であれば、従業員の給料もしっかり保証されている可能性が高く安心です。

「年式の古いトラック」「整備が整っていない」会社は、経営状態が悪く不況な事業である可能性があります。

運賃の安い仕事を受けていたり、きつい仕事が多くなっていたりで、さらには従業員の給料も安くなりがちです。

労働時間も限りなくブラックである可能性もあり、ボーナスなんてものも存在しないかもしれません。

3ヶ月点検などの整備もできていない状況であれば、車両の故障の頻度が多くなり、業務にも支障を起こします。

ボクの経験談ですが、古いタイヤ(6年ほど使用)で関越自動車道を走行中、タイヤがバーストしてとても危険な目に遭いました。

「こんな生活をしていては、命がいくつあっても足りない」と思ったほどです。

このことからボクは、汚いトラックや古いトラックを取り扱う会社には警戒心を持っています。

スキルアップやキャリアアップの思考法

生涯、トラックドライバーとして活躍していくには、ある程度の「スキル」や「キャリア」が必要となってきます。

50代、60代ともなれば「気力や体力」は衰えてきます。若い子たちと一緒に仕事をしてもかないません。

その穴埋めには「スキル」や「キャリア」をスケールアップする必要性があります。

具体的なトラックドライバーの「スキルアップ」「キャリアアップ」とは、

・「大型免許」「けん引」などの取得

・「ウィング車」「平ボディ」「ゲート車」などの経験

・「バラ積み」「バラ下ろし」の経験

・「運行管理者」「整備管理者」「危険物取扱者」などの資格

・「班長」「リーダー」「横乗り指導員」などドライバー育成指導員

ざっとこんな感じとなります。1つずつ深堀していきます。

大型・けん引などの免許取得

大型トラックやトレーラーの経験は「スキルアップ」に最適です。

やはり、いろんな車種を乗りこなせる技術は「トラックドライバー」として最高のスキルと言えるでしょう。

とくに、転職の際には「セレクトの幅」が広くなるのでオススメです。

とはいえ、トレーラーの経験までしている人は意外と少なく、道のりも長いです。

最低でも「大型トラック」が乗れるくらいだと、トラックドライバーとして選択肢が増えます。

高齢になっても仕事が選べるようにしておきましょう。

「ウィング車」「平ボディ車」「ゲート車」などの経験

さまざまな車種の経験も積んでおいて損はないです。

「ウィング車」「平ボディ車」「ゲート車」の経験は最低でもしておきましょう。

さまざまな車種を経験することで「いろんな荷物」の積み下ろしを経験できます。

ウィング車であれば「パレ積み・パレ下ろし」

平ボディ車であれば「建築資材や工業用機材」

ゲート車であれば「カーゴ輸送や精密機器の取り扱い」

こんな感じで、乗るトラックの種類により「取り扱う商品」が変わってきます。

当然ですが、取り扱う商品により積み下ろしの際の「注意点や作法」は変わってきますよね。

いろんな荷物を取り扱えるトラックドライバーは、経験が豊富で頼りになります。

積極的に転職など繰り返し、スキルを磨いてください。この経験はきっとあなたの役に立ちます。

「バラ積み」「バラ下ろし」の経験

「バラ積み」「バラ下ろし」とは、ドライバーが手作業で積み下ろしをする作業です。

段ボールなどの商品をひたすらトラックに積み込みます。

画像引用:Yahoo!Japan

上記の画像で1500〜1800ケースほどの物量かと思います。

このケースで、作業工程を想定します。

  • 倉庫からフォークリフトで荷物をトラックまで移動(1パレ=35〜50ケース:約1分程度)
  • 「破損箇所」の有無を確認しながら積み込みをする(作業時間5分ほど)
  • 休憩(15分)×2=30分

この感じで計算すると、

1800ケース=1800÷35(約51分)×積み込み時間5分+休憩30分(15分×2)=270分=4,5時間

全ての作業を1人でこなす場合「4時間半」くらいかかってしまいます。ものすごい時間ですね。

※フォークマン(倉庫の人)が荷物をトラックまで運んでくれるケースであれば、1時間ほど時間短縮できます。

大概の人は、嫌になって辞めてしまいます。

と言うことは、このような作業ができる人材は「貴重なスキル」の持ち主である証でもあるのです。

トラックドライバーを長く経験すると必ず「バラ積み・バラ下ろし」の作業にあたります。

黙々と作業ができるドライバーは重宝されますので、ぜひチャレンジしてください。

「運行管理者」「整備管理者」「危険物取扱者」などの資格

資格を取得して「スキルアップ」をする方法もあります。

「運行管理者」とは、ドライバーの運行スケジュールを作成したり、乗務前・後にドライバーの体調をチェックしたりする「国家資格」を持った指導員です。

「整備管理者」とは、トラックの整備・点検の管理、または車庫の管理に関する事項を処理する人です。

上記の2つの資格は、運送会社において必要な人材となります。営業所の規模(所有トラック台数)により「運行管理者」「整備管理者」の人数は変わってきます。

事務的な仕事も多く、ドライバー経験者のスキルアップ手段として一般的に取り入れられています。

「乗務前・後のドライバーの体調チェック」は、ドライバー経験者が望ましく「ドライバーの気持ち」を理解できる人が活躍できるスキルとなります。

トラックの整備管理もしかりで、トラックの運転経験が多い人でしか気づけないチェック項目も多々存在するのです。

現役ドライバーからのスキルアップとして取り入れている会社も多く、若いドライバーをサポートして活躍できるキャリアと言っても良いでしょう。

また「危険物取扱者」の資格もスキルアップには欠かせません。

金属製錬・メッキ工場、印刷・塗料工場、半導体・化学工場などでは危険物が取り扱われています。

このようなところに「原料を納品」するときには「危険物取扱者」の資格が必要とされます。

タンクローリーの運転手にも「危険物取扱者」の資格保有者が多いです。

タンクローリーの仕事は、積み下ろし作業がないので高齢でも比較的長く継続できる業務内容となります。

とはいえ、危険物取扱者を取得するには試験に合格しなければならず、試験勉強が必要です。

このように、資格を保有してスキルアップするドライバーもたくさんいます。

資格保持には、試験や教習が必要なケースが多く、若いうちから積極的に挑戦した方が合格率が上がります。

キャリアアップの手段として、活用してみてください。

「班長」「リーダー」「横乗り指導員」などドライバー育成指導員

「班長」「リーダー」「横乗り指導員」となり、スキルアップしていく方法もあります。

トラックドライバーを育成するには「横乗り指導員」が必要です。

「横乗り指導員」とは、助手席からドライバーの運転を指導して「プロ意識」を育てる人材です。

教習所の教官みたいな人となります。

トラックの運転は、状況判断の連続で「安全運転を形成」していきます。

熟練されたドライバーの知識・知見から安全運転を学び、プロドライバーとして成長させるのです。

トラックの運転以外にも、業務内容や迂回路情報などの知識を教えたりします。

「班長」「リーダー」が横乗り指導員を務めることが多く、業務歴が長い人が望ましいです。

また、指導の際に「的確なアドバイス」や「どんなことに悩んでるのか」を見極めるスキルがあると重宝されますよ。

コミュニケーションが上手な人が向いてます。

指導員として活躍していくには、業務への知見やコミュニケーション能力などが必要です。

スキルを磨いて、キャリアアップをしていきましょう。

トラックドライバーの転職で後悔したくない【まとめ】

今回は、トラックドライバーの転職で後悔しないポイントを「7つの視点」から紹介しました。

・トラックドライバーの仕事内容

・トラックドライバーの年収・労働時間

・トラックドライバーのメリット・デメリット

・トラックドライバーの「向き」「不向き」

・求人サイトの募集内容をチェック

・運送会社を選ぶ基準

・スキルアップ・キャリアアップ方法

経験談をもとに作成したので、誰でも即実践できる内容となっています。

未経験者からしてみれば、トラックドライバーのスキルアップ法は未知だし、わかり辛いですよね。

そんな時は「経験者の失敗から学ぶ」が一番となります。

「トラックドライバー歴25年の知見」を洗いざらい記事にしたので参考にしてください。

あなたの未来が、明確になることを祈っています。

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